作品
いるかネットブックス
「アルカロイド」(課長!大変です!)
黒澤が課長を務める総務課。業務内容に決まりはない。関係各社の社長さんたちを招いて開催していた勉強会と懇親会。そこで、救急車が必要な患者が発生する。受け入れ先は遅々として見つからず、ただ時間だけが過ぎていく。それが国家プロジェクトをも左右する大事件になるとは予想だにしていなかった。
「エピネフリン注射薬」(課長!大変です!)
黒澤が課長を務める総務課。担当者のいない業務をなんでもこなしている。会社の重役たちが月に一回開催している登山会で、ある日、事故が起る。それが会社の経営を揺るがす大事件となることは予想だにしていなかった。
「密やかな密葬」(課長!大変です!)
黒澤が課長を務める総務課。担当者のいない業務をなんでもこなしている。ある日、社長が出張中に死亡するというショッキングなニュースが飛び込んで来る。そして救急搬送されたはずの病院から死体が消えてしまう。
「異人館街殺人事件」
神戸の山手にある異人館街。白昼一発の銃声が轟く。弾は通行人の男性に当たり、殺人事件となる。凶器に使われた銃の謎。捜査は迷走を始める。
「連鎖・遺志を継ぐもの」
呪いのメモリーカードの謎と行方を追う主人公、咲子。調査が思う様に進まない中、どんどんと呪いの連鎖が続き、被害者が増えていく。メモリーカードを回収することはできるのか、呪いの連鎖を止めることが出来るのか。そして咲子にも呪いがかけられる。
「明日のラジオ」
ブログ友達の失業の窮地を救うために、奔走する失脚寸前のサラリーマン。坂下響《ひびき》。果たして努力はむくわれるのか?
「スクープ!」
新聞部の高校生。中村あおい。スクープ記事を追いながら、キモヲタの兄貴に写真のモデルにされる。その写真がプロカメラマンの目にとまり、あおいの運命は変わって行く。
ブリジットブックス
「シャーロックー空白の三十秒ー」
神戸市の郊外で幼児の行方不明事件が起る。県警の中堅刑事である柴門真が捜査に当たる。行き着いた先は県議のスキャンダルだった。
「ロボポリスー暗闇の恐怖ー」
神戸の山間部でバラバラ死体が連続して見つかる。県警の中堅刑事である柴門真は捜査を担当する。そして、サイコな犯罪者にたどり着く。
「隙間―gap―」
プラントメーカー勤務のエンジニア。坂下響は声優と「ブログ」で付き合っていた。失脚しそうな自分と彼女のために奮闘する。どたばた恋愛物語です。
「ボディ・シミュレータ」
人間そっくりのロボット、ボディ・シミュレータ。AIと人間とを近づけるために作られた。研究所の主任、飯田がその開発を巡って努力する。年上の部下である椎名琴子との恋愛も絡んで物語は迷走する。
「プロジェクトX 夏の人工衛星追跡計画」
黒澤芽衣卒業後の後輩である木暮悠希の冒険物語です。ある日、悠希は同級生の天文部男子から星の写真を見せられる。そこに写り込んだと思われる人工衛星。さまざまなひとの思惑が交差する。
「隔離都市」
芽衣と悠希は試験明けに部室でゲームをダウンロードするが本物ではなかった。調査を進めるとテロの計画であることに気づく。「何か」が散布されると言うものだった。
「天空の遥」
大学と防衛省で行われていた次世代戦闘機の開発。秘密の計画だったが情報がどこかから漏れていた。外部の情報機関か内部からの漏洩か。黒澤芽衣は犯人をつきとめる。
「高空の目撃者]
黒澤芽衣は大学教官をしている兄から、大学に出てこない模型部の男を呼び出すよう言われる。飛ばした模型飛行についていたカメラが犯罪の現場を押さえていた。
「呪いのデジタルカメラ」
指先に触れたものから、モノに込められた想念を感じ取ることの出来る女子大生・咲子が謎に向かって一歩一歩前進していくオカルト・ミステリー小説。
写されたひとに呪いが降りかかる謎のデジタルカメラ。悲しい事件が裏にあった。
「終電」
夜の新宿駅。終電間際に乗ってはいけない謎の電車が入ってくると言う噂があった。それに乗り込むと二度と帰れない世界へ連れ去られると言う。
咲子は電車の謎に挑む。
「連鎖 ーチェインー」
ネットオークションを介して人から人へと渡り歩く呪いのメモリーカード。多数の死者が発生した。咲子は兄の同僚である佐伯静香の協力を得てメモリーカードの回収に挑む。
背後にあったのはとある大学院生の秘密の出来事だった。
「呪いの十円銅貨 -コックリさん-」
咲子がアルバイトしている学習塾で授業中に三人の生徒がコックリさんをして遊んでいた。せっかくひとが真面目に話をしているのにと憤慨する。
背後にあったのは過去の卒業生。悲しい出来事があった。
そして、彼女たちのひとりが呪われてしまう。
「合わせ鏡の悪魔」
咲子が教育実習で訪れていた区立中学校で男子生徒が行方不明になる。調査に乗り出すが、同じ町にある別の学校の廃校舎に悪魔が憑いていた。危険を感じながらも乗り込んでいく。
「悪意のセキュリティ」(上巻)
指先に触れたものから、モノに込められた想念を感じ取る咲子。友人宅で感じた悪意あるイメージの正体を探っていく。
「悪意のセキュリティ」(下巻)
指先に触れたものから、モノに込められた想念を感じ取る咲子。友人宅で感じた悪意あるイメージの正体を探っていく。そして古いお墓にたどり着く。
小説投稿サイト・Puboo(無料)
「東京大停電」
黒澤芽衣はパソコンの得意な女子高生だった。ある日、手に入れたファイルから大規模な電力テロの情報をつかむ。
相手は誰だかわからないハッカーたち。芽衣は戦いを挑む。
短編集「輪ゴムのイカフライ」
神戸新聞文芸への投稿作品をまとめた短編集です。
主人公が勤めるスーパーには、試供品ばかりを大量に持ち帰る「おばさん」なる女性が闊歩していた。頭にきている店員たち。主人公は一計を案じる。
その他、短編。
続・短編集「タヌキの宝くじ指南」
短編集の続編です。
主人公の趣味は宝くじだった。当たりもしないくじを毎回購入していて、それをブログに掲載していた。ある日、ブロ友から当たる占い師を紹介してもらい、金運を高めるためと称してタヌキの置物を買ってしまう。すると…。
その他、短編。
「同居人の陰謀」
主人公の志穂は漫画家を目指して細々とアパートで暮らしていた。色々訳があり、小説家を目指す高校の同級生だった男と同居している。
ある日、男は自分の小説を雑誌に掲載する手段を考えつく。陰謀の始まりだった。
「暇な図書館」
一ノ瀬由香は町の図書館に就職する。
図書館には、いつも正体不明の骸骨みたいな老婆がいた。
由香には小さい頃から「もらい子」妄想があった。考えないようにしていたが、そこに老婆が不安をたきつける。
「青年作家と第五十六幸福丸」
主人公の慎二は小説家を目指して毎日原稿を書いていた。公募に出していたが入選の気配もない。友人である裕子はことあるごとに就職先を斡旋してくれるが、慎二は内心迷惑に思っていた。
そして、せっかく就職した会社を裕子に断りなく辞めてしまう。
「深海からのエスコート」
主人公は海外航路の船長だった。
ある日、洋上で昔のタイプの潜水艦と出くわす。所属も何もかも不明だった。下船後に酒場で会った男から、不思議な話を耳にする。
そして、次の航海で主人公の乗った貨物船が海賊に襲われる。
「屋根裏部屋の哲学者」
昭和二年。主人公は銀行に勤めながら家では下宿屋をやっていた。そこに何人かの大学生が住んでいる。ある日、そのうちのひとりが共産主義者の疑いを掛けられ、家に特高警察の捜査員がやってくる。
家が忍者屋敷だったので、とっさに屋根裏部屋にかくまうが、その日から主人公は謎の少女につきまとわれる。
「老人と犬」
主人公の趣味は狩猟だった。以前から獲物を横取りする謎の生物を探していた。
愛犬ジョンと共に山へと入って行く。
「祝福された花嫁」
主人公の美紀は結婚式の披露宴の招待客の中に「モト彼」がいたのに気づく。夫の友人だという。
双子だったのだろうか? 気のせいだと思いつつも、何かにつけ、彼だったと思えてならなかった。
「呪われた井戸・金貸しOL殺人事件」
咲子は友人の引越祝いに不本意ながらもアンティークの皿を買ってしまう。不思議なことに干支の絵柄なのに十一枚しかなかった。しかし、漆塗りの箱の区画は十一枚であり欠品ではなさそうだった。
友人のマンションではあちこちで幽霊を見たという話が多かった。謎はマンションの地下に埋もれていた。
「呪いのメールアプリ」
区立中学校で担任教師が入院し、学年主任の大西智子が代役を務めることとなった。元々、問題のあるクラスのこと。妙な事件が始まる。
最初の事件をかわぎりに生徒が次々に事故や事件でいなくなるという事態に直面させられる。
パピレス(廃刊)
2006~2010年、リーフ出版ジグザグノベルズ、および、パピレス主催のオンライン人気投票企画で得票多数となり電子書籍化されました。長年同サイトにて販売されていましたが、2021年にパピレスとRenta!とのレーベルの統合の際に廃刊になりました。
現在、パブーにて公開しています。
「野生のライオン・捨てられた人工知能」
兄の大学で研究中だった自己保存能力を有する人工知能プログラム、「ライオン」が、消去されるのを恐れてネットの世界に逃げ出してしまう。追い詰め、隔離してしまおうと奔走する主人公の黒澤芽衣たち。しかし、最後はライオンが自己保存のために、人間に攻撃をしかけてくる。
微妙に崩れていく友人関係。それら全てがライオンの陰謀によるものだった。なすすべはあるのか。芽衣は懸命に頑張る。
「キルヒホッフの法則」
日本とアメリカが開発した新型対空ミサイルシステム。その中核となるICの技術情報が海外に漏洩してしまう。
芽衣は大学生であったが、捜査官の小林の罠にかかり、手下として使われる羽目になる。外国スパイを追って東京から九州まで。事件の規模がどんどんと大きく広がって行く。
【自己紹介】
黒川文(KUROKAWA,Bun)と申します。
電子書籍作家をしています。
出身は兵庫県神戸市です。
プラントエンジニアを経てフリーランスのライターに転身。
小説は純文学風のラノベっぽいものです。
主にミステリ、ホラーを書いています。
あんまりキャラが立っていないねえとよく言われます。なので作風がときどき変わります。
文筆活動は2006年からです。リーフ出版ジグザグノベルとパピレス共催の人気投票企画「ライトノベル・ランキングキング」への出品が最初です。
「東京大停電」にてスタートしました。
紆余曲折を経て、電子書籍化されたのは2007年の「野生のライオン・捨てられた人工知能」が最初です。